ウィーン演奏旅行⑤~ザルツブルク~
ザルツブルク
1年クラリネット矢作亜鈴
紀元前より岩塩の交易によって繁栄を続けてきたこの街は、「ザルツ(塩の)ブルク(城)」と呼称されてきた。中世において塩は「白い黄金」と呼ばれるほど貴重なものであった。九世紀には、司教座が置かれて宗教都市として栄え、壮麗な教会や宮殿が建ち並ぶ都市に発展した。モーツァルトが生まれ育った街として知られ、毎年夏に「ザルツブルク音楽祭」が開かれるクラシック音楽ファン憧れの街である。22日は朝からあいにくの雨だったが、世界遺産に登録された街を見学出来るということで、みんなワクワクしていた。バスに揺られて2時間、まず向かった先は、映画「サウンドオブミュージック」の舞台となったミラベル宮殿と庭園である。ミラベルとは、「美しい眺め」という意味で、意味の通り宮殿を囲むミラベル庭園は、まさに絶景であった。色とりどりの花々が模様を描く花壇や噴水、ペガサスの泉、ドレミの階段など、どれも行きのバスの中で鑑賞した「サウンドオブミュージック」に登場したものばかりで、とても興奮した。ガイドさんによると、このミラベル宮殿で結婚式を挙げるカップルも数多くいるそうだ。続いてマカルト橋を渡り、旧市街を見学した。モーツァルト生家や様々な歴史的建造物について、ガイドさんの説明を受けた後、グループごとの自由行動に入った。旧市街で最もにぎわうゲトライデガッセという通りでは、クリスマスマーケットが開かれていた。みんな楽しいお買い物を済ませた後、約束の集合場所に戻るのだが、建物をくぐり抜けられる狭い道がたくさんあり、迷路のようでなかなか集合場所に辿り着けなか
った。今回、ザルツブルクを見学し、モーツァルトの子供時代や、ザルツブルクの歴史など、沢山のことを学ぶことができたし、どこを見ても壮麗な建物、美しい景色で、感動ばかりだった。沢山の刺激を受け、とてもいい1日になったと思う。
天才作曲家モーツァルトの生家
2年 クラリネット 柏倉美月
演奏旅行5日目。ザルツブルクにある、モーツァルト生家に行きました。モーツァルト生家は旧市街地でも有名なゲトライデガッセ9番地にあり、たくさんの観光客で賑わっていました。モーツァルトはこの生家で1756年1月27日に生まれ、彼が17歳の時までこの家で暮らしていました。建物は修復されていますが、家の中の床はモーツァルトがいた時と全く変わっていなく、実際にその場所を歩いてみて、感動しました。生家の4階には、モーツァルトが書いた楽譜や、家族の肖像画がありました。また、子供の頃に使っていたバイオリンや、モーツァルトの髪の毛が展示してありました。どのような場所で生まれ、どのような生活をしていたのか、実際に同じ空間に立ち、歴史や初めて知ったこともたくさんありました。今でもこの土地にはモーツァルトに関係する場所がたくさん残っており、本当に愛されていると実感しました。貴重な体験ができ、思い出に残る一日でした。
※一部HP用に変更
0コメント